終わりのような夢
室内に人が集まっている。
寮の共有スペース、談話室のようなところ。今まで見た事がない場所。
スーツの男、メガネの男、オトンさん(父)、大倶利伽羅っぽい人(!?)、その他何人か。
事情があって死ななければならず、全員支給された注射器を持っていた。
苦しまずに死ねる毒が入っているらしい。
何人かはその場で打った後、それぞれ自室へ戻って行った。
残った自分含む5人は各々好きな場所で最期を過ごしたいと移動。
移動前に打つ場所を確認するため鏡を見ていると、大倶利伽羅がボクの手を掴んで首の方に移動させ「ここだ」と一言。
注射器持ったままの手を移動されたので少し首に刺さって痛かった。
鏡を見ると、少しだけ薬が入ってしまったのか、下顎部分にだけ黒い斑模様ができていた。
建物の外へ出るとそこは廃墟のモールのようで、吹き抜けの中庭に枯れた噴水とベンチが二つ。ガラスや壁はひび割れていて電気もつかず、ゲーセンのようなところも見えたが薄暗くて機械も埃をかぶっていた。
中庭のベンチにスーツとメガネの姿があったため、とりあえずそちらへ向かいメガネの隣に座る。
アナウンスが蛍の光と共に響く。
「あと1時間ほどで見回りが参ります。まだお済みで無い方は、お手数ですがお早めにお願いいたします。万が一残っている方がいた場合はこちらで処分させていただきます。」
ボクは「こんな時に読む聖書って、何の意味があるんだろうな」とメガネの人に話しかける。メガネの人は「さあ、でもそれが救いになってコレ(注射)打てるならいいんじゃない」と答えた。
視線をスーツの人が座るベンチへ移すと、彼は座ったまま項垂れて風に吹かれていた。そのまま体が消え、スーツが風に飛ばされて行った。
その後メガネの人の方を見ると、彼ももういなかった。
上の階でオトンさんが大きな本を開いたのが見えた。そちらへ向かう。
もう注射を打った後のようで、所々に黒いしみが見えた。少しずつ広がっている。
それを見ていたら急に注射を打つのが怖くなった。でも処分されるのも怖い。
やはり自室で横になった状態が良いかもと建物内に入ろうとすると、「間も無く見回りが参ります。残っている方、残ってしまった方はこちらで処分させて頂きます。」と再びアナウンスが響く。
起床
夢に1人は刀剣男士が出てくるようになった。ゲームの影響力がすごい。
メガネとスーツの人は本当に知らない人。でも多分夢の中では知っていて、メガネの人とは友人関係くらいではあったっぽい。